我らが隣人の宮部さん
 

宝島社の宮部ムック

宝島社から2003年9月に出版された別冊宝島『僕たちの好きな宮部みゆき』は、宮部作品に対するファンの思い入れレビューがメインで、宮部ファンの熱き思いがストレートに伝わってくるムックです。各レビューに執筆者が添えた宮部関連のコラムも非常に多彩で、読んでいてとても楽しいものになっています。

 
本文撮影は箭内博行さん、イラスト&表紙装画はいとう瞳さんが担当していますが、レビューの内容ととてもマッチしています。なお、いとう瞳さんは
、『ブレイブ・ストーリー』上下巻の表紙装画にファンタスティックで妖しげな不思議世界を描き出し、私たち読者を大いに魅了したものです。
          
目次
 私と宮部ムック
 
宮部ムックについてのみなさんのコメント
 
宮部ムックのCONTENS紹介

私と宮部ムック
 やまもも  2003/09/30
 mag02656@nifty.com

 2003年の夏は10年ぶりの冷夏であったが、私自身はホットな一夏を過ごした。5月下旬に井伊誠さんから宮部ムック制作の協力依頼のメールが届き、その日以来ずっと宮部ムックのことでアツクなっていたからである。

 井伊誠さんは、ある編集制作会社で本の編集をしておられる方だが、ファンの宮部作品に対する思い入れレビューをメインにした宮部ムックを別冊宝島シリーズのひとつとして制作するために、私にも協力依頼のメールを寄こしてくださったのである。宮部ファンの私がこんな素晴らしい企画に燃えないはずはない。その日から寝ても覚めてもひたすら宮部ムックのことをあれこれ考えるようになり、通勤のバスや電車などはよく乗り過ごしたものである。

 それで、私は宮部ムックの思い入れレビューの対象として『模倣犯』と『長い長い殺人』を執筆することになり、また映画「模倣犯」についても書かせてもらうことになった。『模倣犯』のレビューは、これまでに宮部ファンのみなさんからいただいた同作品についてのコメントをまとめることにしたが、みなさんの貴重なコメントのポイントを紹介することと制限字数のはざまで四苦八苦し、最後はどこをどう削るかということに精力を使い果たしてしまったものである。それでも、当初の制限字数の2倍以上になってしまい、拙文の編集を担当してくださった本宮けい子さんにはご迷惑をおかけしてしまった。

 ところで、宮部ムックの本文イラスト&表紙装画の担当はいとう瞳さんであるが、このことを井伊誠さんから教えていただいたときは跳び上がるほど嬉しかった。私は、『ブレイブ・ストーリー』の表紙の装画で初めていとう瞳さんのアートの素晴らしさを知り、その造形と色彩の不思議世界に魅了されたものである。宮部ムックでは、レビュー執筆者の意図を見事にくみ取られて素敵なイラストを描いて下さっている。いとう瞳さんは、「COLOR PARTY」というホームページを運営しておられるので、その掲示板にお礼のメッセージを書き込ませてもらったが、嬉しいことにつぎのようなお返事をいただくことが出来た。


 いとう瞳さんからのお返事  2003/09/06

 本も無事発売となりホッとしてます。
 皆さんのレビューを読ませて頂いておりましたが
 皆さんいろんな角度から宮部さんを読まれていて、
 絵の方もそうしなければ...と思いました。(...でも大丈夫だろうか...)
 宮部さんの魅力は、一人一人に違った印象を持たせてしまう所かも
 しれないですね。
 たくさんの方と一つの事を完成させる事が出来るというのは
 何であっても楽しいものですね。


 また、宮部ムックの編集に携われた井伊誠さんからもメールでつぎのような心温まるご丁寧な「編集後記(感想)」を送っていただいた。

  
井伊誠さんの「編集後記」(感想)  2003/09/30


 今日、ひさしぶりにやまももさんのHPを訪れました。宮部ムックに向けたファンの方々のコメントが載せられており、それらを読んでいるうちに、改めてあの仕事をみなさんとご一緒できた時間は幸せそのものだったと思いました。

 やまももさんの「私と宮部ムック」を読んでいると、ドキドキしながらやまももさんにご協力依頼のメールを差し上げたときのこと、そしてそのお返事(しかも快諾)をいただいた時のことが色彩豊かに甦ってきました。

 じつを申しますと、あれほど多くの方々が関わった仕事を経験したのは初めてだったため、いろいろと困惑したこともありましたが、いとう瞳さんがおっしゃるように「たくさんの方と一つの事を完成させる事が出来るというのは何であっても楽しい」と改めて思いました。まさに「作りあげていく」という感覚です。

 ご多忙のなか、ファンのみなさんには宮部さんへの熱い思いが伝わってくる素晴らしい文章を寄せていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。それらは私にとって、逆にプレッシャーに感じられるほどでした。編集している人間として、これらをどのようにまとめるべきなのだろうか、と。

 やまももさんのHPに寄せられたコメントを読む限り、『僕たちの好きな宮部みゆき』はファンのみなさんに楽しんでいただけるムックとなったようで、安心感とともに大きな喜びを感じました。今夜はこの喜びを肴に一杯やりたい気持です。「編集者冥利に尽きる」という感覚ですね。

 やまももさんをはじめとするファンの方々のご協力がなければ、今回のムックは日の光を浴びることはなかったと思います。本当にいろいろとどうもありがとうございました。
  井伊 誠  

 今回の宮部ムック作りに参加できたことは、私にとっても本当に楽しい経験であり、また一人の宮部ファンとしてとても光栄なことであった。このような素晴らしい機会を与えてくださった井伊誠さんには心からお礼を申し上げたい。また、執筆、アンケート等でいろいろ協力してくださった宮部ファンのみなさんにも厚く感謝の意を表わしたい。

宮部ムックについてのみなさんのコメント

Kinoさんのコメント  2003/09/06
 JZA07260@nifty.com

  「僕たちの好きな宮部みゆき」をば、購入して読んでみました。全部目を通し終わったので、見ての全般的な感想です。皆さん、思い入れレビューを面白く書いててスゴイです。

 ゴチャゴチャした本かと予想してましたが、すっきりしてました。作品を絞って、ズバッと思い入れレビューだけにしてあって、わかりやすいです。作品の切り口、皆さんが個性的なので、たいへん楽しく読めました。作家の書評は、本をチョンチョンつついてるだけの狭い世界で、すごく遠いんですけど、思い入れレビューは、観点が違うので、すごく世界が拡がっていきますよね。日常会話に近くなって、宮部みゆきをぐっと自分の近くに引き寄せてるのが感じられるのがいいですね。

 それと、各作品ごとにイメージ写真を撮ってあるので、作品のイメージや場面を思い出しながら、見てみるのもたいへん楽しい。よくわからんかったのが、鳩笛草のドアノブの写真、これは何でしょうか?

 やまももさんの模倣犯レビュー、面白いと思いました。これは、やまももさんがホームページで積み重ねてきたもので、やまももさんしか書けないもんだと思うから。他の人が同じものを書いても土台がないと値打ちないですもんね。こういうのは、どんなうまい文章よりどっしりと強いなと感じます。やまももさんが独自でレビュー書かれても、うまく書かれるとは思うんですが、それよりもなんか値打ちのあるもんをレビューとして出しはったなぁと感じました。

 あとですね。やまももさんが模倣犯レビューの中に僕の書いたつまらんもんも取り上げてくださってて、その部分は、恥ずかしい思いがして、僕の文が出てくるとこは、スッと読み飛ばしてしまいました。本屋でパッと開けると、いきなり文=やまももさんのページ。巻頭からやまももさんか、すごいなぁと思い読み進めると、僕の文が出てきて、なんかものすごい恥ずかしい。あ〜、こんなもんが載ってしまった〜と思って、どうも恥ずかしくなり本をパタッと閉じ、レジに持っていきました。

報告:僕の行った書店(ジュンク堂)では、新刊コーナーに平積みされており目立ってました。


ATUKAさんのコメント  2003/09/06
 a-tsukamoto@mqc.biglobe.ne.jp

全体的な印象:

 他の皆さん感想と重なる部分もあるかと思いますが、本の構成としては、良いのではないでしょうか。ファンが楽しめる仕上がりになっていると思います。
 全144頁オール2色刷りで1000円というのも高くはないと思います。
 「僕たちの好きな...」の、他の作家のものも発売されていて、このシリーズはきっと好評なのでしょう。
 やまももさんだけでなく、ここのBBSの常連の人達が何人も執筆されていて、「僕たちの...」というタイトルがやたらリアルに感じられます。

本文について:

 やまももさん担当の「模倣犯」は、ホームページ上の色々な人の意見を紹介しているだけあって、あらためて読んでみると本当に様々な意見、感想、解釈、分析があることが良くわかります。ファン心理として「自分の好きな小説について他の人はどう感じたか」ということは、大変興味が有ることだと思うので、ファンにとっては有り難い内容ではないでしょうか。しかし、やまももさんは、ここに紹介しているコメントの発言者全員に連絡をとり承諾を得て、文章をまとめられたわけですよね。本当に御苦労さまです。

 他の記事全部に目を通したわけではありませんが、「火車」(文:ちゃくさん)の『彼女を人目にさらさない幕引き』等の表現は、「上手いなあ」などと感心している次第です。また「レベル7」の主要登場人物紹介で、記憶を失くした「彼」と「彼女」を載せていないのは、粋な計らいだと思いました。

ちゃくさんのコメント  2003/09/07
 chaboko@excite.co.jp
 http://www.ne.jp/asahi/chmpm/chbk-y/index.htm
 「Champam」鑑賞した映画の紹介・感想とエッセイのHPです。

 やまももさんには素敵な企画にお誘いしてくださったこと、とても感謝しております。形になって手元に届き、実際手にした時の感触を今でも思い出せます。私のつたない文章に目を通してくださった皆様方とは、作品への“思い入れ”を共有出来たかな?と思うと、とても嬉しく思い、少しワクワクしています(笑)。「読みたくなった!」という宮部作品を未読だった友人たちの声も嬉しいものでした。本当にありがとうございました。

 全体的に実にスッキリと整理されて、とても読みやすかったです。作品ひとつひとつに一人一人の異なるライターの方々が意見や解釈を思い思いにのせるという構成そのものが、宮部作品への愛情が全面に感じられ、好印象に映りました。「そういう解釈があったかぁ」と、私が今まで思いも寄らなかった視点から再度読みたくなったり、本宮さんの「スナーク狩り」の“脳内シアター”などは「まさにそうなのよ!」と頷きっぱなしでした。映像版「模倣犯」のやまももさんのレビューでは“ナルト”という言葉が使われてましたが、私もナルト一本分出来あがるぐらいでした(笑)

>ATUKAさん
 お誉めいただき恐縮です。。ファンの方の目って厳しいものがあるでしょうから、そう言っていただけて、本当に嬉しく思いました。ありがとうございました。


りりもんさんのコメント  2003/09/11
 rieko@hakushindo-com.co.jp

 「宮部ムック」をようやく手に入れることができました。やまももさんが執筆された「模倣犯」レビューのラストに私のコメントが載っており、私の思いがきちんと反映されていたことがとても嬉しいです。携帯電話のコラムも「あっ、私が掲示板で質問した例の事だ」とすぐわかりました。とても詳しくお調べになったのですね。説明もとてもわかりやすく、さすがやまもさんだと感心しました。

 昨夜も宮部ムックを読んでいたのですが、忘れてしまった作品(特に短編や古い作品)も多く、また読み返したい気分になってきました。皆さんのレビューを読んでいると「ああ、確かに私もそんな風に感じた」とか「そうそう、このセリフ、私も覚えている」と共感する部分がいっぱい。宮部ムックで私は「今夜も眠れない」ようです…。ありがとうございました。それにしても、この掲示板でたくさんの方が書き込まれた感想や想いを、本当にうまくまとめましたね。皆さんと競うように書き込んでいた頃を思い出しながら、楽しく読まさせていただきました。

 まだ、3分の1ほどしか読み進んでいないのですが、細かいコラムも見逃さず隅から隅まで読みたいと思っています。評論家の方の文章と違い、人それぞれのその作品に対する思いが、ある人は率直に、ある人は比ゆ的に表現していて、どれも面白いと思います。ここの常連さんたちの名前を多く拝見し、何だかとっても身近な方が書いているような気がするのもいいですね。

 読者のホンネが伝わってくる「宮部ムック」。ひとつひとつの作品のストーリーや登場人物、またその作品を読んだ時の自分自身の年齢や環境を思い出しながら楽しく拝読しています。こんな素敵な本を制作された方々に「本当にありがとうございました」と言いたいです。また、あらためて「宮部みゆき」のすごさを実感させられました。本当に多くの人に支持され、愛されている作家なんですね。


とむ影さんのコメント 2003/09/27
 GZF00756@nifty.com
 http://homepage2.nifty.com/tomkage/
 「海の底の昼下がり」 宮部作品をはじめ様々なジャンルの本の書評があります。

 別冊宝島865「僕たちの好きな宮部みゆき」は、25作品を現代物長編、現代物短編、SF/ファンタジー、時代物の4つの分野にわけ、思い入れたっぷりのレビューを中心に、年表、インタビュー・対談記事一覧などで構成されています。

 実はこのムックに、私とむ影も参加しています。「理由」のレビューです。私が運営するホームページ「海の底の昼下がり」にも宮部みゆきのページがあり、感想を載せていますが、このなかの「理由」についての感想を元に書いたものです。

 本職のライターと、私のようなただのファンの文が混在していますが、それがまた宮部みゆきのバラエティ豊かなところ、いろいろな人に読まれていることを象徴しているようで、だからこそ私の文が載る理由もあるというものです。

 他にも、本の表紙が、単行本も文庫ものっていたのがおもしろかったです。同じ出版社でも、けっこう違ったりするものなんですね。文庫と単行本と両方買うことはまずないので……両方見覚えがあるのは人から借りたときは単行本で、自分で買うときは文庫本だった時ぐらいでしょうか。

 宝島社から送っていただいたのですが、本屋さんで平積みになっているのを見かけて、つい、買ってしまいました。送っていただいた分は自分用にして、買った分は、職場のお客さんが利用するマガジンラックに置いておくことにしましたよ(*^_^*)。


別冊宝島『僕たちの好きな宮部みゆき』  
 宮部ムックのCONTENS紹介
本文撮影:箭内博行  イラスト&表紙装画:いとう瞳
宮部作品の思い入れレビュー
■現代物長編
  解説 今野隆之
●模倣犯(上・下)
(1)私のホームページの『模倣犯』論議
(2)映画『模倣犯』に寄せるごく私的レビュー
文/やまもも
●火車
金利とともに燃え上がった地獄 『火車』が描いたあの時代は過ぎたのか
文/ちゃく
●理由
(1)『理由』は、何故「理由」という題名なのか?
文/真中耕平
(2)事件の背後にある時代が持つ病
その「理由」の深さに心が痛い
文/とむ影
●スナーク狩り
この臨場感!この余韻! 『スナーク狩り』は映像を超えた映像
文/本宮けい子
●パーフェクト・ブルー
あまりにも映像的な『パーフェクト・ブルー』しかもさわやかな読後感
文/村中憲二
●ステップファザー・ステップ
ホンモノよりも本物かもしれない『ステップファザー・ステップ』の親子関係
文/野垣スズメ
●R.P.G
インターネットから現実の人間関係へ
文/村田吾郎
●魔術はささやく
出汁(だし)の効いた描写、人肌の温度で五感を揺さぶる『魔術はささやく』
文/薫葉豊輝
●今夜は眠れない
あくまでも日常的に 完全犯罪が成立する『今夜は眠れない』
文/村中憲二
●夢にも思わない
フツーの人たちが、じつはこんなに怖い なんて『夢にも思わない』のだけれど…
文/わたこ
●長い長い殺人
宮部みゆき『長い長い殺人』に見る財布が語る効果
文/やまもも
■現代物短篇編
  解説 今野隆之
●我らが隣人の犯罪
何度読んでも涙腺が緩む「サボテンの花」は困りものの名作!
文/姫川みかげ
●人質カノン
落ちこんでいる時に元気をくれる短編集『人質カノン』は絶妙な処方箋
文/雫
●返事はいらない
さわやかさとカタルシスある読後感『返事はいらない』は粒ぞろいの短編集
文/狩生聖子
●地下街の雨
とてつもなく意外な物語を支える等身大の登場人物〜『地下街の雨』
文/陣内一徳
■SF/ファンタジー編
  解説 今野隆之
●ブレイブ・ストーリー
人生へ限りないエールを送る『ブレイブ・ストーリー』のメッセージ
文/阿波っ子
●レベル7
復讐、失踪、記憶喪失 レベル7は謎と伏線の芸術だ!
文/本宮けい子
●クロスファイア
いつか焼き滅ばされると知っていながら迷惑をこばめないそれが「火」の怖さだ
文/知井恵理
●龍は眠る
読者を感動・共感の渦へ巻き込む人間描写のリアル感と官部さんの温かさ
文/テハヌー
●蒲生邸事件
タイムトラベラー・平田次郎の姿に絶望を抱えながら生きる男のパワーを感じた
文/イデタカシ
●鳩笛草
いろいろな顔が浮かぶ人物描写 宮部みゆきもまた超能力者なのだ!!
文/イデタカシ
●ドリームバスター
私をいまだ乗っ取ろうとする“浪人”悪夢 早く退治して、シェン&マエストロ!
文/金井雪子
■時代物編
 解説 今野隆之
●本所深川ふしぎ草子
宮部作品に誘われて旅に出た私の「本所深川ふしぎ紀行」の奇跡
文/ささきかずこ
●幻色江戸ごよみ
共感してしまったのが運のツキ。私を古着屋へ通えなくしたこの3編
文/金井雪子
●堪忍箱
本気で女を惚れさせる男の条件は一途で誠実。そこに男の「粋」がある
文/知井恵理
その他のCONTENS
◆我らが隣人の世界に浸る「他作品紹介」
【時代小説】
初ものがたり/あやし〜怪〜/ぼんくら/かまいたち/震える岩-霊験お初捕物控/天狗風-霊霊験お初捕物控〈二〉/あかんべえ
【現代ミステリ】
とり残されて/東京下町殺人暮色/心とろかすような-マサの事件簿/寂しい狩人
【ファンタジー小説】
ドリームバスター2
◆エッセイその他
平成お徒歩日記
【宮部みゆき選・編の短編集】
贈る物語Terror/推理短編六佳撰
◆宮部みゆき専門書籍
◆宮部みゆき おもな対談・座談集ガイド
◆宮部みゆき年表 −宮部ワールドが生まれるまで
◆宮部みゆき インタビュー・対談記事一覧
◆宮部みゆきファンサイト一覧


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