現在のJR鹿児島中央駅は、1913年に「武駅」として誕生しています。1901年の6月10日に鹿児島−国分(現在の隼人駅)を蒸気機関車が初めて運行し、現在の浜町に鹿児島駅の駅舎が建設されてから12年後のことです。海岸線沿いのいまの鹿児島本線を実現するために、その一部区間である川内線(鹿児島・川内間)が着工されたときに武駅も建てられたのです。その後、1927年に「西鹿児島駅」と改称しています。
私が30年前に鹿児島に来たとき、最初に降り立った駅がその国鉄西鹿児島駅でした。駅の外に出ると、駅前広場にはフェニックスが生い茂り、まだ3月下旬の午前中にもかかわらず太陽が頭上でギラギラと輝いていました。そのとき、自分が南国に来たということを実感させられたものです。
国鉄西鹿児島駅は、その後JR西鹿児島駅となり、さらに2004年3月の九州新幹線の部分開業(新八代駅〜旧西鹿児島駅)を機に駅名を鹿児島中央駅と改称しています。
ダイエー鹿児島中央店 |
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JR鹿児島中央駅の東側に電車通りを隔ててダイエーがあります。中央駅とは地下通路「つばめロード」でも結ばれています。
なお左下に中村晋也制作の「若き薩摩の群像」が写っています。幕末に英国に留学した薩摩藩の青年藩士17人の銅像群です。 |
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2004年3月の九州新幹線の開業に伴い、同年9月に鹿児島中央駅に隣接して大規模な複合商業施設「アミュプラザ鹿児島」もオープンしています。このアミュプラザ鹿児島には、地下一階地上七階に洋服、雑貨、食品、レストラン等のお店が190以上入っており、また映画館、観覧車などの娯楽施設も営まれています。しかし、私にはある特定のお店以外はあまり縁がありません。では、その唯一例外的なお店はなんでしょうか、お分かりになりますか。
答えは紀伊国屋書店なんです。アミュプラザのオープンとともに4階に紀伊国屋書店鹿児島店も開店しています。
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アミュプラザ4階の紀伊国屋書店
私は、バスで通勤しているのですが、勤務先からの帰宅途中に書店に立ち寄ることがよくあります。いつも利用するのが天文館近くのいわさきザビエルホテル2階にあるブックジャングルなんですが、購入したい本が同書店の店頭で見つからないときは、さらに同じ天文館中町のジュンク堂書店まで足を伸ばし、そこでもまだ見つからない場合は、天文館通電停から市電に乗って鹿児島中央駅前電停まで行き、アミュプラザ鹿児島4階のこの紀伊国屋書店に入って探し回り、店頭に置いていないことが判明しますと、お店の人に頼んで取り寄せてもらうようにしています。 |