愛犬ポロがとうとう2010年3月4日の夜に老衰で死んでしまいました。2001年1月に母が突然あの世に旅立ってしまい(享年77)、母の愛犬ポロを2003年1月になって我が家に引き取って世話をしていましたから、我が家では7年2ヵ月飼ったことになります。16年9ヵ月も生きましたから大往生を遂げたと言えるでしょう。
ポロは2009年の夏頃から急速に視力や嗅覚が衰えだし、2010年になってから足腰も弱り、3月にはついに立てなくなり、餌さえも食べられなくなってしまいました。3月4日の夜、ポロはすっかり衰弱しながらも哀しげに鳴き続けているので、その首を抱きかかえるようにして水をなんとか少しだけ飲ませてやりましたが、急にガクッと首を傾けて息を引き取ってしまいました。その死に顔はとても安らかなものでした。
翌朝、ガランとなった犬小屋にユリの花を供え、遺体はペット葬祭で火葬にしてもらい、骨の一部を骨壷に入れて持って帰りました。亡き母のお墓の傍に置いてやりたいと思っています。
ポロがあの世に旅立ってしまうと、なんとも言えぬ喪失感、空虚感に襲われ、彼のことが自然と思い出されて涙ぐんでいます。いまは17才近く長生きしたポロに「よく頑張ったね。思い出をありがとう」と感謝するばかりです。