今年(2014年)も照国神社の境内で2月7日から4日間にわたって縁起初市が開かれました。この初市は戦前から開かれていた人形市の後を継いで１９８３年から始まったもので、毎年いつも境内で骨董品や工芸品、植木、お好み焼きなどの食べ物等の出店が40店舗ほど立ち並び、買い物客で賑わいます。特にオッノコンボと呼ばれる縁起物の姫だるまの人気は高く、私たち夫婦もこのオッノコンボを購入しました。

　私は前からこの賑やかな縁起市風景を描きたいと思っており、神社の境内をバックに買い物客でごったがえず色さまざまな出店風景をデジタルカメラで何枚も写し、それらの写真を組み合わせて1枚のクレパス画に仕上げることにしました。縁起市ならではのごちゃごちゃとした賑やかで猥雑な雰囲気を出すことが狙いなのですが、さてそんな雰囲気が目論み通り描けたでしょうか。