やまももの部屋


中国 横看成嶺

 「廬山の眞面目(しんめんもく)」という言葉があり、『広辞苑』は「(廬山の諸峰がそびえ立っている姿は、見る方向によって変り、山容が一定しないことから) きわめて複雑雄大で計り知れない真相のたとえ。また、真相を知るには局外より客観視する必要があること」と解説しています。この「廬山の眞面目」という言葉の出典となったのが蘇軾の廬山を詠ったつぎの詩で、その漢詩の起句の「横看成嶺」をこのページのタイトルに使いました。

 横看成嶺側成峯(横より看れば嶺と成り、側[カタワラ]よりは峯と成る)
 遠近高低各不同(遠近高低各々同じからず)
 不識廬山眞面目(廬山の眞面目[シンメンモク]を識らざるは)
 只縁身在此山中(只だ身の此の山中に在るに縁る)


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